きゅうり

 

盛々夏野菜のハードエッセイ & ショートストーリー 【思想、心理、書評、劇評、感想、あらすじ】
 

 

 
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こちらに引っ越しました。












二晩経って、もうすこし感動の意味がわかってきた気がする。

心中をのりこえて手にした小人たちとの幸福な生活(彼女じしん、この生活を白雪姫に例えている)は、お甲が人の優しさに触れ、生まれて初めて味わう深い「癒やし」の時間であった。それはすさんだ生活を送ってきたお甲にとって、命と引きかえにしても惜しくないほど大切だった。だから、鮮血を迸らせながら披露する水芸は悲劇の形象なんかではない。彼女は自分の命を差し出すことによって、愛する小人たちの優しさに応えたくてしかたがないのだ。これは歓喜の舞いなのだ。

一方、鮮血を浴びてのたうちまわるアリダは傍観者にとどまる。彼がいくらお甲に肩入れしようと、お甲が舞っているのは小人たちのためであって彼のためではない。しかし、お甲の人生に立ち会うことによって得た深い感動は、今後の彼の人生を変えずにはおかないだろう。  
テーマ * 演劇・劇団 ジャンル * 学問・文化・芸術

 

 

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盛々夏野菜

Author:盛々夏野菜

男性、既婚、事務系サラリーマン。
現代思想フェチだが、本を読むのが遅いのであまり多くは読めない。地底人生活を経て現在は臨床心理に関心がある。新鮮な胡瓜が好き。
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