きゅうり

 

盛々夏野菜のハードエッセイ & ショートストーリー 【思想、心理、書評、劇評、感想、あらすじ】
 

 

 
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予想外のできごとが不意打ち的に起こった場合、しかもそれが嬉しいできごとであるほど、金縛りにあって適切な行動が取れなくなってしまうことがある。そういう場合、俺は目の前で進行しているできごとの意味が把握できず、嬉しいできごととして認識できていない。現象に多義性があって、解釈の幅があるほどそうなる。後で冷静になり、現象の全体を眺めれば「これしかない」とわかるのだが、目の前で現象が進行している現場では、その各パートに過度に注目してしまい、全体像を見失っている。思うに、俺には自己信頼が不足しているのだろう。それでとっさに「そういう幸福は俺に値しない」と考えてしまう。「だから、そんなことが俺に起こるわけはない」と。こうして、一見否定的と見える(注1)パートにひきずられて解釈に失敗する。

こういう事態の対処法は、予定調和を信じること、つまり「世界は俺に最適化されている」と信じることなのだ。それは精神的に健康であるための基本であろう。数年前の俺にはとてもできなかったけれど、今の俺にとってはたやすいことだ。だからもうすこし。今よりもうすこし強く、俺が自分のことを信じられるようになれば、形勢は一気に逆転し、無意味に後ろ髪引かれることなく、適切に行動できるようになるだろう。

(注1)俺には主観的にそう見えるということであって、現象の側には責任はない。  
テーマ * 心の持ち方 ジャンル * 心と身体

 

 

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Author:盛々夏野菜

男性、既婚、事務系サラリーマン。
現代思想フェチだが、本を読むのが遅いのであまり多くは読めない。地底人生活を経て現在は臨床心理に関心がある。新鮮な胡瓜が好き。
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