きゅうり

 

盛々夏野菜のハードエッセイ & ショートストーリー 【思想、心理、書評、劇評、感想、あらすじ】
 

 

 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 

 

 

 

 
宝彩有菜氏の『始めよう。瞑想』、『楽しもう。瞑想』を読み、多少は瞑想を実行している。こころがすこし澄んできた気がする。一方で、瞑想理論を使ってものごとを考える習慣がついてきた。それで「強迫的思考」について考察してみた。

脳内メモリ領域のほとんどが不安や悩みごとで占拠されていると、人は新たな問題にわずかなメモリ領域で対処しなければならなくなる。問題を多面的にとらえ、なりゆきをみまもり、総合的な判断を下す余裕がないから、見切りが早くなる。つまり、少しでも危険そうに見えるものを放置することは不安でならないために、「危険そうに見えるものはとりあえずすべて拒否」という乱暴な分類法によって、自分を守るしかなくなってしまう。しかも脳内メモリ領域の不足はつづいているから、「とりあえず」の判断を見なおして修正する機会はついにめぐってこない。こうして、かれの脳内では「危険そうに見えるもの」=「危険なもの」という判断が固定化されてしまい、疑う余地のない前提として次なる判断を拘束するので、世界観は日に日に妄想的になっていく。以上の過程が理解できれば、やがて、かれがたとえば「今日は左の足から歩き始めてしまったから不幸が襲ってくる」と本気で考えて、立ち尽くしてしまうにいたるのも無理はないということがわかるだろう。また、そこまで深刻ではなくても、「行けない場所」、「会えない人」、「開けられないドア」があるという人は多いだろう。

では、どうすればいいのだろう。脳内メモリの「空き領域」を増やせばいいのだ。要するに瞑想だ。宝彩氏の瞑想は「脳内メモリの片づけ」として明快に体系化され、その方法も単純きわまる15ステップのアルゴリズムに集約されている(それでいて本格的な瞑想に必要な要素をすこしも割引していない)ので、理論にも納得がいくし、初心者にとってハードルが低いというか、ほとんど障碍を感じずにすむ。だまされたと思って、すぐにはじめてみてはいかが。

始めよう。瞑想―15分でできるココロとアタマのストレッチ (光文社知恵の森文庫)
楽しもう。瞑想 心に青空が広がる (光文社知恵の森文庫)  
テーマ * 心の持ち方 ジャンル * 心と身体

 

 

Comment

 

Secret?


 

 

 

 

*Template By-MoMo.ka* Copyright © 2017 まず深呼吸、一歩引いて気楽に行こう, all rights reserved.

Author:盛々夏野菜

男性、既婚、事務系サラリーマン。
現代思想フェチだが、本を読むのが遅いのであまり多くは読めない。地底人生活を経て現在は臨床心理に関心がある。新鮮な胡瓜が好き。
VBA Expert Standard Crown
VBA Expert Standard Crown

未分類 (1)
思想とメンタルヘルス (34)
シアター (8)
シネマ (0)
ミュージック (4)
デジタル (2)
自分を苦しめない暮らしかた (19)
全体は部分に優先する (9)
高橋和巳 (3)
アラン『幸福論』 (2)
自我の二重化という手法 (2)
鄭義信 (8)
浜田麻里 (4)
外国文学 (1)
日本文学 (10)
政治 (9)
マスコミ (3)
疑似科学・擬似医学 (3)
石原加受子 (2)
掌編小説 (7)

 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。